川柳宮城野選集「変身願望」

河北新報社編集局で長年活躍され、現在仙台市民川柳協会の会長も務められている「あきた・じゅん」(本名:秋田 恂)さんの句集が川柳宮城野社から発刊されました。(MAK)

収められている二百数十句の中から、ずぶの素人の私が勝手に選ばせていただいた十句をご紹介いたします。

「ふる里の母の元気に会いに行く」

「孤食からレールが延びる引きこもり」

「じゃあ聞くが黒髪はみな良い子かね」

「詐欺も死も宅配してるインターネット」

「おずおずと父の日がまたやってきた」

「靴も泣いてる夫在宅症候群」

「時効までジワジワ妻の唐辛子」

「愚かという美徳一つがわれにあり」

「日に一度プライドというネジを巻く」

「変身願望小粒納豆かき混ぜて」


”あとがき”によると、秋田さんが川柳の道に入ったのは学芸部長時代宮城野社の方々と関わりを持ったのが始まりで、以来十年のキャリアを積みながら、今もって師匠の雫石隆子先生には「説明し過ぎ」と叱られているのだそうです。

発行所は川柳宮城野社(仙台市青葉区上杉2-4-8 朝日プラザ上杉313)
9月21日初版、11月14日2版発行:頒価600円(送料200円)
川柳宮城野社ホームペイジ

2006年11月16日 10:29 | パーマリンク |TOPページへ   ▲上へ

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コメント (2)

MAK:

伊藤さん 私も”身につまされた”一人です。
川柳って笑いを誘いながら短い言葉の中に人生の機微を転写する、難しい芸術なのですね。
句集を一読してしみじみそう思いました。

Posted by: MAK | 2006年11月18日 23:44

伊藤:

秋田さんの川柳、身につまされるものがありました。
川柳というのは駄洒落系とばかり思っていましたが、さすが新聞社の方の作品となると鋭さがありますね。これからも良い句
をたくさんご紹介ください。

Posted by: 伊藤 | 2006年11月18日 10:02

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