美のしじま「佐藤忠良記念館」

仙台で”一番素敵なところ”。
迷わず僕は川内の県美術館に併設された「佐藤忠良記念館」を挙げます。
至高の作品にに囲まれた静寂が、えもいわれぬ充足感をもたらしてくれるからです。
(MAK)

佐藤忠良先生は仙台の北郊落合村(現大和町)に生まれた方です。記念館は先生からの作品寄贈を受けてつくられたと聞いています。

作者の現実体験や人間理解が凝縮されていると、激賞を浴びた出世作「群馬の人」を始め、先生のたくさんの秀作やデッサンなどが記念館の3ブロックの展示室に大切に収められています。

展示室の作品は残念ながら撮影を許されていないので、廊下や屋外に展示されているものを写してきました。

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ロビーにある「帽子 立像」。

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記念館入り口の「カンカン帽」。


彫刻を見る楽しさには、いろいろな角度、目の位置、光の変化で印象が変わる意外性の領域があると思います。「群馬の人」など、真後ろからみても造形美を感じたりしますから、やはり写真でご紹介しようとするのは無理がありますね。


記念館北庭の一隅に忠良先生の親友だったといわれる故船越保武さんの「原の城」(At Hara Castle)があります。
僕の大好きな作品の一つです。見るたびになぜか”心の中の自分の姿”のような気がしてなりません。

目を落として、声にならない声を発しているような表情が、強く印象に残ります。

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独断と偏見で”仙台一”を推薦いたしましたが、いかがでしょうか。
仙台にはめぼしい観光スポットがないとよくいわれます。
「佐藤忠良記念館」は地味ではありますが、誰もが感動できる素晴らしい作品揃いです。
外からこられたお客さんを、ぜひ一度ご案内してみていただきたいと思います。

2006年12月21日 19:29 | パーマリンク |TOPページへ   ▲上へ

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コメント (11)

MAK:

ミモザさん  いつもエールを送っていただいて、励みになります。
僕もブログを拝見させていただいていますが、精力的なご活躍と美しい編集を少しでも見習いたいと思っております。
絵がご趣味のようですが、忠良記念館北庭の「原の城」もぜひご一見ください。

Posted by: MAK | 2006年12月25日 10:43

MAK:

ANさん  ”仙台一”のご支持ありがとうございます。
地元出身作家のコレクションは各地にありますが、そのなかでも忠良さんの記念館は出色だと思います。
仙台を訪れる人たちにぜひ見ていただきたいですね。

Posted by: MAK | 2006年12月25日 10:32

MAK:

R・Mさんへ
「仙台点描」へのヒント、ありがとうございました。
年が明けたら伝統工芸を取材してみたいと思います。

Posted by: MAK | 2006年12月25日 10:25

ミモザ:

こんばんは~遅くからお邪魔します。
美術館にはよく行っていますが、佐藤忠良記念館も何度か
行っていますが、やはり帽子シリーズが好きですね。
記念館の北庭にある(原の城)知りませんでした。
リアル感がありますね~今度美術館に行きましたら
必ず見てきたい作品です。
教えていただき有難う御座いました

Posted by: ミモザ | 2006年12月24日 21:56

AN:

忠良先生の帽子シリーズは大好きですが、表題写真の「マント」もとても美しいフォルムです。
「群馬の人」は、まさに”これぞ日本人”という感じで、その観察眼と表現力にはだれもが圧倒されます。
忠良先生の真髄に触れられるこの記念館は、仙台一の場所といっても決して過言ではないと思いますよ。

Posted by: AN | 2006年12月24日 18:20

R.M:

遠方から友人が来たとき、どこを案内するかいつも迷います。
相手の趣味にもよりますが、忠良記念館はいいですね。
忠良さんの作品は誰にもわかりやすい美しさがあるので、楽しいひと時を過ごせると思います。
大型施設だけでなく、たとえば「仙台箪笥」のような伝統工芸の工房なども紹介してはどうですか。

Posted by: R.M | 2006年12月23日 10:58

nana:

記念館には忠良先生の若いころからの力作も揃っていて、本当に素晴らしいコレクションだと思っています。
ただ、その良さを写真で表現しようとするのは無理があるようですね。

Posted by: nana | 2006年12月22日 16:27

R.M:

忠良記念館にある船越さんの「原の城」は僕も好きです。
あの姿、あの顔は戦いを終えた企業戦士を彷彿とさせます。
心に沁みますね。
船越さんの作品は、確かお庭にあったと思いますがリンゴをもった少年像が秀逸だと思います。

Posted by: R.M | 2006年12月22日 13:42

MAK:

A・A氏へ   いつも見てくれてありがとう。   

観光スポット”仙台一”を急に取り上げたのは、よそからお客が来ても案内するところが無いという雑談からです。

旅行するとき僕は行く先の情報をNetで探すけど、残念ながら目に付くのは、どこもコマーシャルベースの飲食、名物ガイドか、お定まりの自治体施設紹介くらいなもの。

地元に住む人たちからジカに情報を集めれば”楽しい仙台”をクローズアップできるのではないかと思いついて、急遽「仙台点描」のカテゴリーをメニューに加えた次第です。

仙台だけでなくどこの話題でもいいですから、情報を知らせてください。良きお年を!

Posted by: MAK | 2006年12月22日 12:09

秋人:

(仙台点描)、唐突でしたが良い視点だと思います。
「忠良記念館」は確かに誇れるものです。
仙台は対外発信が少ないですから、今後の観光客誘致に向けて
われわれも協力したいと思います。

Posted by: 秋人 | 2006年12月22日 10:00

A.A:

突如として独断と偏見の”仙台一”が出てきたのには驚いた。
なにか訳があるのかな?。
忠良さんの作品は国立近代美術館にもあったと思う。線の綺麗な装飾性の高い作品という印象。
後ろから見てもいいという「群馬の人」などは、恐らく若い時代の気迫を感じさせるものだと思う。

10月立ち上げ以来猛スピードで突進しているようだが、もう師走も間近だし、少しスローダウンしては如何。

Posted by: A.A | 2006年12月22日 09:26

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