「トルコ」2,300キロ~バスの旅~

”見どころ”いっぱいのトルコ旅行は体力が必要ですね。
でも、異常気象のせいか毎日晴天のポカポカ陽気に恵まれて、スピーディーな楽しい旅を体験してきました。(KAZU)

仙台~成田往復が約5時間、成田~イスタンブール往復の飛行機が約24時間、トルコ国内のバス移動が約36時間。
8日間の行程のうち、ちょうど半分の時間を乗り物の中で過すタフな旅でした。

遺跡と自然美が中心のトルコ旅行は、観光ポイントが広い国土に点在しているうえ、国内の航空、鉄道網が未整備なので、どうしても車に頼ることになります。

ちなみに、2,300キロというと北海道の北端から九州南端くらいまでの距離になるのだそうです。

<見どころ>

ホメロスの叙事詩であまりにも有名な「トロイの遺跡」は9世代にわたるかつての城郭の発掘が続けられていました。

紀元前3,000年から2,500年もの間この都市が繁栄したのは、ダーダネルス海峡のノドもとを抑える要衝であるだけでなく、貿易、水産、農産など、豊かな産業に恵まれていたためのようです。

ホメロスは第6都市世代に近くの町に生まれて、絶世の美女ヘレンをめぐる大ロマンを描いたのですが、登場する有名な「木馬」は、実はギリシャが戦勝記念として神殿に捧げたものらしいと、ガイドさんは説明していました。


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トロイの遺跡には、各世代の都市規模を示す
何層もの城壁が残されています。


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5,000年も前にすでに水道管が敷設されていたとかー。


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話題の「木馬」は、修復というより、頭部だけ
を残して本体を全面改築という状態でした。

紀元前1,000年ごろにギリシャ人が造った「大都市エフェソソスの遺跡」は、中心部の大通り、富豪の大邸宅、図書館、市場、25,000人収容の大劇場などが発掘されています。

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両側に邸宅や商店などが軒を連ねていた大通り。


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美しい模様タイルが一面に張られたおしゃれな通り道もありました。


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フルスタ宮城にも匹敵する巨大劇場の遺構。


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勝利の神「ナイキ」の彫像。
同名のスポーツ用品メーカーのロゴマークは
この神の右手の部分を図案化したものとかー。


「パムッカレの石灰棚」は、広大な山地一帯を覆っていました。
意外に暖かく、観光客の人たちが靴を脱いで足湯を楽しみながらはしゃぎまわっていました。

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一見雪山と思うような、真っ白な石灰岩の広がり。


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温泉も湧き出しているので、ちょうど良い加減の足湯(?)。


中部アナトリア高原の「カッパドキア」は、聞きしに勝る雄大な”奇観”でした。

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絵のように美しく薄茶と白に染め分けられた石壁群。


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誰が見てもすぐにわかる通称「ラクダ岩」。


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「キノコ岩」をバックに、地元のTV局がタレント撮影をしていました。


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晴れ上がった空のもと、トルコ富士(マウントエルシェス=3,900メートル)が岩原の上にくっきりと雄姿を浮かび上がらせました。


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この地方は陶器の産地としても有名で、色鮮やかな
たくさんの絵皿が土産物店で売られていました。


回教国トルコには至るところにモスクがありますが、イスタンブール中心街にあって6本の尖塔をもつ通称「ブルーモスク」(スルタン アフメット ジャーム)は、その最も代表的なものです。


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夕暮れのブルーモスク遠望。
尖塔が4本しか写っていませんが、あと2本が後方にあります。
通常は1本、格が上るにしたがって2本、4本。6本はトルコ唯一で、
さらにその上がサウジアラビアのメッカにある本山の8本だそうです。


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どっしりと、しかも優美な曲線が美しいブルーモスク。
(堂内が青いタイルで彩られているために、その通称が生まれました。)

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たくさんの電灯が吊り下げられた堂内はまさにお祈りの広場です。


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床に敷かれた絨毯には、一人ひとりのお祈りスペースと
体を伏せる位置、方向が、示されています。


イスタンブール大学に隣接する「スレイマニエジャーミー」は、1557年名建築家ミマールシナンが設計した芸術性の高いモスクで、創建当初の贅を尽くした見事なステンドグラスがそのまま残されていました。


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ひときわ豪華に飾られたスレイマニエジャーミーの堂内。


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450年前の輝きをそのままに残すステンドグラス。


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電球(昔は燭台)の間に吊るされた黒いボールはなんとダチョウの卵。
匂いを嫌う蜘蛛が巣を張らないためだそうです。(毎年取り替える?。)


トルコ風アレンジの「ベリーダンスショー」や、名高い「大バザール」などももちろん見学してきました。


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ベリーダンスはエジプト古来の踊りで、そこにトルコのハレームをイメージした振り付けを加えたものが”トルコ風”ということでした。
鼻筋の通ったトルコ美人が悩ましげに腰を振り、時折は激しく、舞いました。


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有名な大バザールには、戦後のヤミ市を連想させるような一角もありました。


<食べもの>

期待通り文句無くおいしかったのは、薄切り肉を円筒に巻いて重
ね焼きした「ドネル・ケバブ」。ガッカリしたのは「シシ・ケバブ」と「シーフード」。
もちろんこれは好みの問題ですがー。

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ご自慢の「ドネル・ケバブ」を前にポーズをつくってくれたシエフのおじさん。


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洞窟レストランで出された「ナスのお料理」はなめらかに柔らかく、絶妙のお味でした。


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誰にも好評だった「レンズ豆のスープ」。


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カッパドキアの高地で食べた粘りのある「山羊乳のアイスクリーム」。


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赤ちゃんの頭ほどもある「大ザクロの生ジュース」は、珍しいだけでなく、甘く爽やかな味でした。


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この国の主飲料はなんといっても「チャイ」です。
紅茶を透明なガラス容器にいれてどこでも売っています。角砂糖をいれて熱いのをフウフウいいながら飲みます。(お店によって1リラから7リラまで、随分値段の差がありました。)


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この情けない”焼き鳥”(?)は、ガッカリNO1の「シシ・ケバブ」です。
牛肉を小さく切って竹串に刺すのは、トルコでもエーゲ海沿岸アイワルク地方独特のものだそうですが、見た目も味も貧弱で、ドライブインでの昼食とはいえ残念そのものでした。


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固くて薄い「トルコ風ピザ」も、私にはあまりおいしく感じられませんでした。


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地元ガイドさんお薦めの「サバのトマトソース煮込み」は、小骨に気をとられてゆっくり味わえない調理法が気になりました。お魚料理は日本人とはかなり嗜好が違うようです。


<おみやげ>

特筆ものはやはり「絨毯(じゅうたん)」でしょうかー。
国名そのものの「トルコ石」や、厚さがわずか0,8ミリという「羊の皮コート」も有名ですがー。


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産地カッパドキアの国営絨毯学校では毎年数人の生徒を選んで技術を教えています。
卒業生は自宅で製品を作り、この”学校兼販売所”に委託して売りさばいてもらうのだそうです。
(織り手の月収は7万円くらいと聞きました。)


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1センチ四方の中に200余りの色糸の結び目をつくる、気の遠くなるような緻密な作業を見ていると、美しさもさることながらつい”労働の重み”に思いが飛んで、買わずにはいられないような心境になってしまいます。


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「羊革製品」のお店では、最初に専属モデルによるフアッションショーを見せられます。1着10万円台のジャケットやコートがたくさん用意されていました。


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豪華なインテリアのトルコ石のお店には美人の売り子さんがずらり。
ニセモノが横行しているので、写真付き保証書を1点ごとに添えているとのことでした。


<街角スナップ>


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香ばしい特産のピスタチオ売り。

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焼き栗屋さんは1つ1つ皮をむいてくれます。

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町のパン屋さん。
(トルコのパンは香り良く柔らかい、日本人好みのものでした。)

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入り口正面に料金所があるドライブインのトイレ。
(普通は0,5リラくらい。高いところでは0,75リラというのもありました。)

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噴水を囲むイスタンブールの”恋人広場”。

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港近くにはシーフード料理のお店が軒を連ねています。

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店頭に掲げられている魚料理のメニュー看板。
(私には苦手の味でしたが、トルコの人たちは魚料理がとてもお好きのようです。)


さて、私の「独断偏見・トルコ見聞録」はこれでおしまいです。
長々とお付き合いありがとうございました。すでにご旅行なさった方々には、おかしく思われるところもあると思いますが、ともかく忙しくて、ハードで、しかも楽しく、”とても割安”な旅でした。

トルコは、日本などよりも遥かに古くて、民族の歴史が輻輳しているとても奥深い国です。まだ行っていない方には”体力に自信があるうちに”ぜひお出かけになりますよう、つたない経験からお勧めいたします。(バイ、バ~イ!)


2007年01月25日 18:56 | パーマリンク |TOPページへ   ▲上へ

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コメント (10)

のんけい:

こんなに沢山の写真とコメントに私も旅行して来た気分になっちゃ
いました。
KAZUさんのパワーに脱帽!

Posted by: のんけい | 2007年02月03日 14:09

健児:

トルコの写真見ましたよ。楽しんできたようですね。
8日間であれだけいろいろ見てこられるなら最高じゃないですか。
トルコの1月は雨が多くて寒いというのが定評だけど、異常気象にめぐり合うなんてラッキーそのもの。
どうせ暇なんだからあちこち飛び歩いて、安くて楽しめる穴場を教えてください。

Posted by: 健児 | 2007年01月29日 11:03

啓三:

トルコにすぐにも行ってみたくなった!

日程はハードらしいけど、伸び伸びしていていいんじゃないかな。アメリカ、ヨーロッパのようにストレスを感じることもなさそうだしー。

子供のころ本で読んだ「トロイのヘレン」の遺跡にもぜひ行ってみたい。カッパドキアでトルコ富士も眺めてきたい。

食べ物が多少まずくたって、旅費の安い方がいい。
いまのうちに、行けるところに行っておきたいと思う。

Posted by: 啓三 | 2007年01月27日 18:56

碧:

トロイの木馬の修復写真は”幽霊の正体”をみたようで、少しがっかりしてしまいました。

ホメロスの大叙事詩に寄せる夢を壊さないように、遺跡管理の方々にはもっともっと配慮して欲しいですね。

エフェソスの遺跡についてはなにも知りませんでしたので、25,000人収容の大劇場や立派な街づくりに驚きました。
土に埋もれていたのを良く発掘したものだと思います。

トルコは思ったより素敵な国のようです。
EU加盟が長く見送られていますが、できればこの素朴さをいつまでも失わないように、と願っています。

Posted by: 碧 | 2007年01月27日 17:14

A.A:

旅への夢を誘う写真紀行、たった8日間の駆け足旅行とは思えないゆとりがありますね。お元気で何よりです。

トルコはいつか行ってみたいと思いながら後回しにしてきた国ですが、広く見るには相当ハードなスケジュールになりそうなので、早めに、体力のあるうちに出かけたいと思います。
調べてみたら旅行費用もずいぶん安いので驚きました。

「トロイの木馬」の話は前からなんとなく不自然に感じていましたが、やはりホメロスの空想の産物だったのですね。
でも、一度はその城郭跡を訪れて、美女ヘレンのラブロマンスの舞台をこの目で見たいと思っています。

トルコの茄子料理がどうしてそんなに美味しいかも、併せて確かめて来ましょう。


Posted by: A.A | 2007年01月27日 13:25

呉山人:

いい旅をされましたね。
トルコは国土が広いですから短期間であれだけの観光ができたのは、行程の組み立てが良かったのではないでしょうか。
晴天のカッパドキアは、さぞかし素晴らしい眺めだったでしょうね。写真でもその一端がうかがえました。

日本は世界有数の美食国ですから、食事に同じレベルを求めるのはどだい無理があります。
まして観光バスが止まるロードサイド・レストランの食事は日本国内だってひどいものがありますよ。

スナップの幾つかは、日本の昔の田舎を思わせるものがあって、ほほえましく拝見しました。

Posted by: 呉山人 | 2007年01月27日 12:07

緑子:

トルコ旅行、楽しそうですね。
かなりスタミナ勝負の面がありそうですけど、費用も安いし、変化に富んでいるところが魅力です。
ぽかぽか陽気に恵まれたなんて、なんと運のいいこと。
土地の食べ物が多少気に入らないのはどの旅でも経験することで、やむをえないと思います。
最終日に2日間くらい、イスタンブールで自由行動できたら最高ではないでしょうか。
元気のいいうちに私も行ってきたいと思います。
詳しいレポートをありがとうございます。

Posted by: 緑子 | 2007年01月27日 09:33

GM:

お帰りなさい。

食べ物に大分ご不満があったようですが、1月の格安料金のせいではありませんかー。

それにしてもアイワルクの「シシ・ケバブ」は見るからに貧相
で、ビックリです。
魚料理は味付けよりも小骨で苦戦したようですが、最近われわれも骨付き魚を敬遠していますから、恐らく誰でも同じ思いをするのでしょう。

一方、茄子の料理がベリーグッドとは意外でした。トルコは農産国だから野菜料理が上手なのでしょうかー。

よく頑張りましたね。お天気はご褒美なのでしょう。

Posted by: GM | 2007年01月26日 22:27

nana:

トルコの”写真旅日記”、興味深く拝見しました。
ずいぶんたくさんの観光スポットを短時間で回ったのですね。
周遊距離の長さを考えると、恐らく暗いうちにホテルを発って
夕暮れに次のホテルに入る、かなりきつい毎日だったと思います。
トルコの旅は楽しいと聞いてはいましたが、本当に”見どころ”が多くて楽しそう。イスタンブールの滞在日数がもう少し長ければ、くつろいだ旅にもなるのでしょうかー。

ともかく、大変参考になりました。

Posted by: nana | 2007年01月26日 21:29

AN:

KAZUさん    
しばらく姿が見えないと思っていたら「トルコ旅行」だったのですね。
それにしても凄いハードスケジュール。楽々とこなして「楽しんで来た」とは恐れ入りました。
お食事の方はどうやらイマイチだったようですが、「カッパドキア」の雄大な景色は私もぜひ見に行きたいと思いました。
雨季の1月に出かけて毎日晴天に恵まれるなんて、運の強さも相当なもの。きっと今年はいいことがあるでしょう。

Posted by: AN | 2007年01月26日 20:02

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