伝統行事で締めくくる現代版「韓国の結婚式」

親戚のお嬢さんが韓国のTVプロデューサーの方と結婚することになり、式に参列してきました。
ご両親の了解を得て現代版「韓国の結婚式」をご紹介します。
(MAK)

結婚式は、三段階に分けて行われました。

[その1] 欧米風にアレンジされたセレモニー
[その2]  ビュッフェスタイルでのお振る舞い
[その3] 家長を敬う伝統の儀式

[1]主禮(ジュレ)が祭主となる婚姻のセレモニー


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式場に当てられたTV局ホールの入り口正面にはお二人の写真や
新婦が作ったお人形などが飾られていました。


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中央部に設けられたバージンロード。


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丸テーブルを囲む参列者の席。
(席の指定はなく自由に座れます)


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正面奥には主禮の演壇を囲んでウェディングケーキや
点灯用の大型ローソクなどがセットされていました。
(挙式は貸しホールや専門の式場を使うことが多いそうです)


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受付前に並べられた韓国式の祝い花。


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花嫁は会場の一隅に設けられた飾り囲いの中で家族、
親戚などと記念撮影をしながら出番を待ちます。


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友人を出迎える新郎。
(参列者の多くは普段の服装のままです)


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バージンロードを最初に歩むのは両家の母たちです。


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新郎は礼服に身を固めた幼い甥の先導で登場。


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父親にエスコートされた花嫁が二人の姪が撒く花びらを
踏んで祭壇に向かいます。

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祭壇に立つ二人を前に、祭主の主禮(ジュレ)が
15分にも及ぶ懇切丁寧なスピーチ。
(内容は二人の紹介や、幸せを祈る言葉、この結婚
の承認と、今後の人生に対する教訓などだそうです)


<注>韓国型結婚式の特徴でもある「主禮(ジュレ)」は、日本の媒酌人、欧米の牧師、さらには来賓たちの代表としての三役を兼ねる極めて重要な立場の方です。
この日の挙式では、地元の大手企業である韓国新薬の社長さんがそのお役を務められました。


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出席者の祝辞は一切なく、新郎と親しい二人の
人気歌手の”祝い歌”だけがご披露されました。


[2]参列者が自由に飲んで食べる”お振る舞い”


参列者の方々は、式が終わると隣の棟の大食堂に移動しました。
ここにはたくさんの飲み物やお料理が用意されていて、それぞれグループごとにテーブルを囲み、食事をし歓談した後、そのまま解散です。


昔は家族総出で作った手料理を近隣の人たちにもお振る舞いして祝ったということで、その名残が食堂でのオープンな食事の会に繋がっているようです。
そのためか、婚礼のご祝儀は3,000円から多くて5,000円が相場だそうで、もちろん引き出物を配る習慣もないとのことでした。


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親戚一同が写真撮影などを終えて食事会場に到着したときは
もう人影まばらになっていました。


[3]王朝時代の衣装で行われる幣帛(ペベク)の儀式


儒教社会の韓国で最も大切にされているのが両親、長上への礼節です。
式の後、家長に婚儀を報告する幣帛(ペベク)の儀式が別室で行われました。


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叩頭して父に結婚を報告する新郎と新婦。


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ペベクは婚家の両親に対して行うものですが、今回は特例として
海を渡ってきた花嫁さんのご両親にも同様の式が認められました。
(両親が若夫婦に与えているのはナツメと栗です。初夜にナツメを
食べれば男児が、栗を食べれば女児が生まれるとされています)


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新郎が”ドッコイショ”と新婦を背負って、
すべての儀式が滞りなく納められました。

念のためNetで「韓国の結婚式」を開いてみたら、日韓婚姻のたくさんの体験談が紹介されていました。
猛烈な勢いで近代化を進める韓国社会に、いまなお王朝時代の伝統を守る意識が息づいているのは楽しいことですね。

親子関係のトラブルが連日報道される昨今の世相を思うにつけ、
”古き佳きもの”を守る心も大切と、しみじみ感じてきました。


2007年06月28日 06:04 | パーマリンク |TOPページへ   ▲上へ

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コメント (9)

新婦より:

ほほほほほ!!油断するもなにも、帰ってから右のお腹と背中が痛く、疲れがたまってたみたいです。
NIさんとは、のりひでサンかな~~。
元気になったらメールします!!

Posted by: 新婦より | 2007年07月13日 09:16

N.I:

ご結婚おめでとうございます!
従兄弟代表としては、一番可愛い花ちゃんがどんな人と結婚するかな、と楽しみにしてましたが、素晴らしい男性とめぐり合った由、本当におめでとう。
これから幾多の苦難が待ち受けてるとは思いますが、今の二人の強い愛があれば何でも乗り越えられます。
がんばれ!花子!!油断するなよ、ダイエット・・・??

Posted by: N.I | 2007年07月09日 20:55

吾朗:

身内として戸惑うことも多かったと思いますが、国際結婚が増えるのはいいことです。
日本は単一民族の国であるために、どうしても視点が偏りがちとよく言われます。
若い人たちには、些細なことにとらわれず積極的に他国の方々と結婚して、国際交流の大きな流れをつくっていって欲しいと思います。

Posted by: 吾朗 | 2007年07月01日 19:41

A.A:

国際結婚は多くなっているけど、身内のことともなると気掛かりなものでしょう。
お国振りとはいえ、「主禮」といういかめしい人が出てきたり、新郎、新婦が父親に叩頭の礼をしたり、カフェテリアスタイルの披露宴だったり、いろいろな風習があるものだね。
ご多幸を祈ります。

Posted by: A.A | 2007年06月30日 09:53

菅原:

素晴らしいご結婚おめでとうございます。
国際結婚でご両親もさぞかしご心配されたと思いますが、これでほっとされたことでしょう。
美しいお嬢さんにはウエディングドレスも、韓国伝統衣装も良くお似合いでしたね。
食堂で開かれた”おもてなし”の様子が、私たちの”披露宴”感覚と少し違うようですが、かえって近代的でいいアイデアといえるかも知れません。
日本と韓国の間にはいろいろ問題もあるようですが、お二人が障壁を乗り越えてお幸せに過されますようお祈りいたします。

Posted by: 菅原 | 2007年06月29日 16:48

nana:

やはり”近くて遠い国”なのでしょうか。
日本の場合、最近はお式そのものよりも披露宴でおいしいご馳走を食べたり、お友達と楽しく過したり、の方に若い女性たちの関心が向いているようなので、韓国式には少し違和感があるかも知れません。
でも、純白のウェディングドレスと、王朝時代の華麗な装束を併せて体験できるのは本当に素晴らしいことです。
新婦はさぞかしご満足されたことでしょうね。

Posted by: nana | 2007年06月29日 14:49

呉山人:

現代と古代、東洋と西洋、異質なものがごちゃごちゃに入り混じっている印象を受ける。
収斂の過程にあるということだろうか。
慣習、形式にこだわり過ぎると、婚姻の儀式としての本来の神聖さが薄れてしまう。
もっとも最近の日本の傾向をみると、神聖さなんてとうにどこかにいってしまっているようだが・・・。

Posted by: 呉山人 | 2007年06月29日 13:37

緑子:

このごろはお仲人をたてる結婚式が少なくなっているようですが、韓国のお式の「主禮」の方のお役目は大変なものですね。
さすが”しきたりの国”という感じがしました。
結婚式の後に、家長に対する報告の儀式が改めて行われることも初めて知りました。
個人対個人ではなく、先方の”家”に嫁ぐ感覚でしょうか。

Posted by: 緑子 | 2007年06月29日 11:40

啓三:

出張取材ご苦労様でした。
日本では最近”ジミ婚”が流行っているといいますが、お国柄でしょうか、それとも新郎さんがTV局関係の方だからでしょうか、念の入ったセレモニーだったのですね。
王朝衣装の伝統儀式には驚きました。

Posted by: 啓三 | 2007年06月29日 10:54

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