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”朝鮮王朝時代”の韓国を偲ぶ
韓国の結婚式に登場する「幣帛(ペベク)」の儀式は、日本でも大好だった歴史ドラマ「大長今(テジャングム)」の世界を彷彿とさせます。
背景となった朝鮮王朝の史跡を訪ねてみました。
(MAK)
●儒教に基づく国家体制が築かれたのは朝鮮王朝(1392~1910)の時代からといいます。
太祖、李成桂が築いた壮大な景福宮は朝日戦争で焼失しましたが1868から一部が再建され、現在も復旧工事が続けられています。

ソウルの観光名所、景福宮には毎日たくさんの観光客が訪れています。(表題の写真は、正門「光化門」前広場で行われている衛士の行進ショーのひとこまです。)


「興礼門」を経て「勤政門」をくぐると、その中は家臣たちが並ぶ広場になっています。

君主の御座所「勤政殿」に上る石段の中央部は
王と王妃だけが使う道です。

勤政殿の内部には重臣たちの席があり、
さらに一段高く玉座が設けられています。

玉座の天井を仰ぐと見事な「双龍の彫刻」が取り付けられていました。
龍は中国の紋章であり、強大な隣国への警戒と配慮を感じました。

ドラマ「テジャングム」の舞台となる王様の寝殿「康寧殿」は
政治の場所「勤政殿」、「思政殿」の裏手にあります。


王様の居室(写真上)も、寝室(写真下)も、ドラマで連想
していたよりずっと質素なものです。

景福宮に隣接して国立民俗博物館が建てられ、
古代からの歴史資料が展示されていました。

ソウルの近郊に作られた「韓国民俗村」には
高位の貴族邸、「両班(ヤンバン)」屋敷も
復元されていました。


ここも室内(写真上)は家具も少なくいたって質素でしたが、
財力の象徴ともいえる食料備蓄の大甕(写真下)は
屋敷裏に見事に並べられていました。

郡役所の一角にあった「拷問道具」の収納室。
(拷問シーンはドラマでも何回かありましたね)

当時の民家と手作業の様子。

”親孝行”は儒教思想の原点ですが、昔は親が死ぬと子は
3年間小屋に籠り粗衣、粗食で喪に服したのだそうです。
(国立民俗博物館展示)
●現代の婚姻に残る”両親への叩頭儀式(ぺベク)”は、こうした親孝行思想の名残なのでしょうかー。
韓国観光公社公式サイト
「景福宮」
「韓国民俗村」
「国立民俗博物館」
2007年07月02日 16:01 | パーマリンク |TOPページへ ▲上へ
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コメント (6)
写真を拝見して「チャングム」のシーンをいろいろ思い出しました。王様のお部屋はずいぶん質素なものだったのですね。
親の死を悼んで3年間も喪に服したという粗末な小屋にもびっくりしました。
いくら親孝行のためとはいっても、寒い冬などどうやって過していたのかと思います。
Posted by: AN | 2007年07月04日 13:45
日時: : 2007年07月04日 13:45
韓国旅行にはあまり関心がなかったけど、日本文化の源流を訪ねるつもりで一度は行ってみてもいいかなと思いました。
王宮の衛士さんたちは実に華麗な装いですが、反面、敵襲に備える雰囲気はまったく感じられませんね。
前に紹介された「現代版結婚式」もそうですが、韓国というところは”形式美”を重んずる国という印象を受けます。
Posted by: 陽一 | 2007年07月04日 07:14
日時: : 2007年07月04日 07:14
景福宮というのは中国の紫禁城の縮小版のようだね。
衣装などにも中国文化の影響が大きいように思う。
儒教思想の導入は”親孝行”すなわち”忠君”の意識を浸透させるためと聞いたことがある。
儀式などにまだその名残が留められているのだろう。
Posted by: A.A | 2007年07月03日 21:49
日時: : 2007年07月03日 21:49
景福宮の建物は立派ですが、その割りに王様の居室や寝所が極めて簡素で、なんとなく不思議な感じがします。
玉座の天井に中国の龍の紋章が彫られているのも、印象的です。韓国は中国に何度も攻め込まれていますから、当然の配慮だったのだろうとは思いますがー。
Posted by: 秋人 | 2007年07月03日 18:35
日時: : 2007年07月03日 18:35
「チャングム」の時もそうでしたが、韓国王朝時代の貴人の衣装や制服(?)はとてもカラフルでモダンです。
衛士さんの行進ショーは赤と青のコントラストが見事ですし、ご婚礼儀式に使われていた新郎、新婦のお装束(ペベクでしたか?)も豪華で、本当に美しいと思いました。
それにくらべて日本の裃姿などは風格があるとはいえ、やはり地味ですね。
同種の民族でも色彩感覚はまるで違うようです。
Posted by: nana | 2007年07月03日 17:37
日時: : 2007年07月03日 17:37
「チャングム」のドラマは家族中で欠かさず見ていました。
「景福宮」の写真を拝見すると想像していたより遥かに広大な宮殿ようで、お体の弱い王様にとっては日常のご移動もさぞかし大変だったのではないでしょうか。
郡役所の拷問道具は、チャングムたちが縛り上げられて罪に問われたシーンを思い出させます。
Posted by: 碧 | 2007年07月03日 14:02
日時: : 2007年07月03日 14:02