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57年の歴史を持つ地方劇団ー「わらび座」公演初見
秋田わらび座の仙台公演「ミュージカル:天草四郎」を観てきました。
春の桜の時期に”角館”経由で本拠地”田沢湖芸術村”を訪ねるのを楽しみにしていたのですが、今回の作品にはやや満たされないものを感じてしまいました。(MAK)
<掲載の写真資料は劇団のリーフレットから借用させていただきました。>
●田沢湖芸術村は数年前の夏に訪れたことがあります。
角館の町で武家屋敷跡などを散策した後、田沢湖に向かう途中で立ち寄りました。
●国道をはずれて名勝「抱返り渓谷」への道を暫く行くと、突然原野の中に常設劇場や地ビール醸造施設、しゃれたレストラン、宿泊棟の「温泉ゆぽぽ」などが姿を現し、ビックリした思い出があります。
●昼食をとったレストランの行き届いたウェイトレスさんが、わらび座の劇団員の方だと聞いて二度ビックリでした。
お客さんたちと距離を置かない、”身近さ”を大切にしている劇団の経営姿勢に好感が持てました。
●今回の仙台公演でもその姿勢は変わっていませんでした。

劇場内にはいると、劇団員の方が”お茶を用意した”休憩所を案内してくれます。

お茶は協賛会社再春館製薬の製品「美活湯」を使っていましたが、
いかにも秋田の劇団らしく、手造りのお新香が添えられていました。

今回の「天草四郎」は長谷川康夫氏作、井上思氏の演出。
古来”美少年”と伝えられてきた四郎が、実は女性だったという設定です。

主演の碓井涼子さん(写真)は、美しい歌声でわらび座のホープといわれる方だそうですが、セリフ部分のメリハリのなさが少し気になりました。
●作者の長谷川さんは「四郎をめぐる人々の明るく壮大な純愛絵巻を描きたかった」と書いていますが、果たして狙い通りの作品になったのでしょうか。
全般的に繰り返しの多い情景描写と、なによりも主人公「天草四郎」の存在感のなさのために、盛り上がりの少ない舞台になってしまっているように感じました。
●長い歴史をもつ劇団だけに芸達者な方々もたくさん揃っておられるようなので、今後の一層のご活躍を期待したいものです。
●蛇足ついでに言えば、1ヶ月ほど前に前売り券購入を申し込んだ時にはS席でも最後部しか取れなかったのに、当日は前の方に空席がありました。券売方法に一考を要するように思います。
HP:劇団「わらび座」
田沢湖芸術村「温泉ゆぽぽ」
2008年02月24日 17:47 | パーマリンク |TOPページへ ▲上へ
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コメント (5)
大規模経営かどうか知らないけれど、最近の演目をみるとお手軽ミュージカルが多いようだね。
一体どんな層がターゲットなんだろう?
Posted by: 陽一 | 2008年02月26日 11:27
日時: : 2008年02月26日 11:27
わらび座って全国巡業している秋田の地方劇団とばかり思っていたら、意外に大企業なんだね。
常設劇場と一緒にビ-ル工場やホテル、レストランまで経営しているとは驚いた。田沢湖近辺の田舎でよくそんな商売が成り立つもんだ。
よほど優れたリーダーがいたのだと思うが、さっぱり知らなかった。同じ東北人として、いまさら驚いているのが恥ずかしい。田沢湖芸術村を一度訪ねてみなければー。
Posted by: 栄治 | 2008年02月26日 10:02
日時: : 2008年02月26日 10:02
”天草四郎、美少年!”という歌がありましたね。
軽いミュージカルとすれば、主人公を男装の美女に置き換えてみるのも楽しいアイデアには違いありませんが、なんだか少し安直すぎるような気もします。
キャリアを積み重ねてきた草の根育ちの劇団として、もっとしっかりしたものに取り組んで欲しいと思います。
Posted by: Yu | 2008年02月25日 18:40
日時: : 2008年02月25日 18:40
寒中、イズミティまでお出かけご苦労さま!
天草四郎を娘仕立てにしたのは、日本版ジャンヌダルクをねらったのかもしれないが、もともと島原の乱そのものがキリシタン農民の大規模な一揆というだけで、さしたる成果もなく圧殺されてしまうのだから"英雄四郎像"を描のは難しいと思う。
作者が意図したという”純愛絵巻”も、農民闘争の重苦しい背景とはうまく折り合いがつかなかったのではないかな。
商業演劇としての出来不出来をいうより、新しい素材にチャレンジしている劇団の意欲を評価してあげてはどうだろう。
Posted by: 蟻 | 2008年02月25日 14:40
日時: : 2008年02月25日 14:40
ワラビ座初見はやや失望(?)だったようだけど、それは仕方がないと思う。
劇団四季だって成功しているのはブロードウエーのヒット作ばかりで、創作ものはさっぱりなのだから・・・。
むしろわらび座の方がいつも果敢に新作に挑戦している。
それより、角館の桜を見て田沢湖芸術村に泊まるという1泊ドライブ案は秀逸だね。
わらび座がそんなに大規模な施設をもって多角経営をしているとは露ほども知らなかった。
「温泉ゆぽぽ」というのも名前で連想するより垢抜けた施設のようだし、観劇はともかくとしても前段の春の角館が素晴らしい。このプランはいただける。
Posted by: 吾朗 | 2008年02月25日 12:34
日時: : 2008年02月25日 12:34