「花兄園」=安全性第一と折り紙付きの養鶏会社


タウン誌「仙台っこ」とWeb「仙台シニアカフェ」のタイアップで”仙台再発見”のシリーズが、新たに12月からスタートします。
第1部6回のテーマは「食」。全国的にその安全性が高く評価されながら、地元ではサッパリ知られていない養鶏会社「㈱花兄園」のご紹介が第1号です。
「仙台っこ」12~1月号の誌面と併せてご覧ください。(MAK)

 「イワヤ孵卵場」の看板が
お花見時になると毎年賑わう仙台市太白区の三神峯公園のすぐ近く、バス道路沿いに“イワヤ孵卵場” “花兄園”の小さな看板が目に入ります。
ここが食の専門書や雑誌、新聞などで「安全性第一」と折り紙をつけられている鶏卵、鶏肉、プリンなどの製造発売元㈱花兄園の本社工場なのです。

農学士の大須賀社長
社長の大須賀さん(74歳)は高松市のご出身。東北大学農学部で家畜育種学を学び、大手食品会社で養鶏飼料の配合設計を長く担当されていた方です。
大規模化とともにまるで “薬漬け”のようになっていく養鶏業界の実態に疑問を感じて、三十三年ほど前に独立して現在の会社を興されたといいます。
社名の「花兄」は、ほかの花に先駆けて咲く梅にちなんだもの。そこには自らの経営が養鶏業全体の革新に繋がるようにとの思いが込められているようです。

薬品に頼らない養鶏を
会社の創業以来のモットーは「安全!」。
小さいお子さんにも安心して食べさせられる品質を確保するために、養鶏場では抗生物質などを一切使わず、鶏に与える飼料も遺伝子組み換え作物や収穫後に薬品処理を施したものを厳重にチエックして除外する徹底した安全管理を行っています。
その結果、生産コストは当然高くつくので会社の経営は厳しいものになります。
「もうからなくても、一番良いものをお届けするのが私の起業の原点です。」という大須賀社長さんの㈱花兄園本社は、工場近くの小さなマンションの一室にありました。


東北四県に生産農場
生産量は鶏卵が月約一万五千個。うち2割強が宮城、福島、岩手、首都圏の生協、8割弱が商社ルートで販売され、工場での直販や全国の需要家の注文に応じるウエブ販売も行われています。
養鶏農場は宮城、福島、岩手、青森にあり、委託経営の形でそれぞれに役員を派遣して飼育、生産の管理を徹底させています。

新鮮卵の自動販売機も
三神峯の本社工場の目の前にほほ笑ましい“新鮮鶏卵の自販機”が設置されています。
二百円硬貨を入れて好みのサイズのボタンを押すと、扉が開きターンテーブルに乗った網袋入りの玉子が出てきます。
黄身が二つある大型ものは七個、Lサイズは十個。割ってみるとまるで黄身が立っているといいたいくらい新鮮で、御飯にかけて食べても生臭さをまったく感じませんでした。



Lサイズは10個入り200円。



黄身が2っある超Lサイズは7個入りで200円。


手造りの無添加プリン
大須賀社長ご自慢の “無薬飼育鶏肉”や、無添加でつくる自家製プリンやマヨネーズも注目されています。
鶏肉、プリンは「安全性と美味しさ」が、週刊誌や日本洋菓子協会の雑誌GATEAUXで推奨され、マヨネーズも有名シェフ伊東淳一さんのお薦めの品として雑誌に取り上げられて話題になっているのですが、問題は販路です。
鮮度重視の少量生産のため工場での直販とクール便によるウエブ販売が中心で、町中の店頭で買えるのは浦和駅東口の大丸浦和パルコ店だけしかありません。
地元仙台でも販売拠点がつくれず、藤崎デパートやイトーヨーカドー仙台泉店に時々販売コーナーを出させていただいているというのですが、なんとも残念な話ですね。

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プリンは1っひとつ無菌室で丁寧につくられています。



抹茶味、コーヒー味など10数種類、爽やかな甘味が特徴です。


「花兄園」の全製品
Web通販や仙台市太白区三神峯の本社工場で直販されている新鮮鶏卵、冷凍した鶏肉、調味料を加えないマヨネーズ、無添加のプリン10数種(1個200~300円)。これが同社の全製品です。
いずれも食の専門書や雑誌、新聞などに極めて良心的で安全性の高い商品として紹介されているものばかりです。


 「安全」を守る難しさ
今回の取材を通じて痛感したのは、現代の効率化、量産化の社会にあって「食の安全」を守ることがいかに難しいかしいかということでした。
三十余年にわたって信念を貫いてきた大須賀社長さんに敬意を表するとともに、こうした全国一の真摯な企業がわが仙台市にあることを誇りにしたいと思います。

ホームページにすべてを表示
同社のHPには農場における鶏飼育の状況から、飼料内容、生産から出荷までの行程などすべての情報が詳細に公開されています。

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「花兄園」のホームページ

社名:株式会社花兄園  所在地:仙台市太白区西の平1-1-3
電話:022-244-3441  設立:1975年(昭和50年)5月
資本金:5,000万円  社長:大須賀 木 (おおすが こだち)
主な納入先:あいコープみやぎ、コープあいづ、コ-プふくしま等

2008年11月28日 18:38 | パーマリンク |TOPページへ   ▲上へ

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コメント (15)

初めまして株式会社エアライズの丹野と申します。
今回メールさせていただいたのは、弊社で行っている「シェアCafebar」を利用して仙台の地元の方に「花兄園」を広めていただきたいと思いまして御連絡致しました。
私も太白区に住んでいたことがあり、良く買わせていただいてます。
卵を使った料理などをお客様に体験していただければよく分かると思います。
良ければお話だけでも聞いてもらえればと思います。宜しくお願いします。

Posted by: 株式会社エアライズ | 2008年12月14日 22:55

豊子:

卵は鮮度が大事ですから、流通費用が割高になるのもわかるような気がします。
解決の道は直販ルートを広げるしかないのじゃないでしょうか。
「一番良いものをお届けする」という社長さんのモットーを販売面にも活かして欲しいと思います。

Posted by: 豊子 | 2008年12月05日 14:28

AN:

安全卵に鶏肉、無添加プリン、マヨネーズ、どれも魅力があります。
販売を引き受けるお店が市内に無いなんて不思議ですね。
いくら良いものでも三神峯では遠過ぎて二の足を踏んでしまいます。なんとかして中心部に売店を設けて欲しいと思います。


Posted by: AN | 2008年12月04日 15:04

蛾:

30年も誠実に安全養鶏をしてきたことは良くわかったが、なぜ遠く離れた浦和の大丸なんかに直売店があるのか訳がわからない。
「仙台の誇り」なんて大げさに感心しているけど、単なる”商売下手”に過ぎないのじゃないのか!。

Posted by: 蛾 | 2008年12月03日 18:10

A.A:

本気になって取材を始めたということかな。
全国メディアで有名な養鶏屋さんが地元仙台で名も知られず苦戦しているというのは”再発見”にふさわしいネタだが、取材者本人がすっかりトリコになってしまったみたいだね。
でも、読み応えはあった。
本の売り上げが伸びるようにせいぜい頑張ってください。

Posted by: A.A | 2008年12月01日 18:25

S/Y:

タウン誌とウエブのタイアップなんて面白そうですね。
ITメディアの躍進はこれからも続くでしょうが、やっぱり活字で読みたい気持ちもあります。
第1回の「花兄園」は新発見というインパクトもありますから、きっと反響が大きいでしょう。
新シリーズのご成功をお祈りします。

Posted by: S/Y | 2008年12月01日 09:40

碧:

仙台”最発見”ー、期待しております。
第1号の「花兄園」さんは私にとってまったくの新知識でした。感銘をもって読ませていただきました。
次回はどんな話題が紹介されるのでしょう。興味深々です。
「仙台っこ」の誌面も拝見したいですね。

Posted by: 碧 | 2008年11月30日 18:00

健児:

「花兄園」のホームペイジを開いてみましたが、誠実で立派な会社ですね。
問題はご指摘のように、販路です。
Web通販も業者の方やグループでのまとめ買いならともかく、個別購入ではクール便送料が高くつきすぎます。
まず足元の仙台市内に小さくてもいいから販売所をつくることではないでしょうか。
藤崎、イトーヨーカドーも結構ですが、「たまに!」ではファンが育たないでしょう。営業に力を入れて欲しいと思います。

Posted by: 健児 | 2008年11月30日 12:27

菅原:

仙台に養鶏の会社があるとは思いませんでした。
素晴らしい卵やプリンなどぜひ欲しいと思いますが、手に入れるのが大変のようで本当に残念です。
仙台に住んでまだ日が浅いのでタウン誌「仙台っこ」にも興味があります。市内の書店で販売しているのでしょうか、それともどこかで無料配布されているのでしょうか。
(あまり見かけないのですがー。)

Posted by: 菅原 | 2008年11月30日 10:06

巴流:

「花兄園」のような素晴らしい会社が仙台にあるとは、ちっとも知りませんでした。
恐らくほとんど知られていないのではないでしょうか。
折角良いものを生産しているのに、販売ルートが出来ないなんて本当に哀しいですね。
いまの日本は流通が複雑すぎるから良心的な製品が阻害されて、利益の上がる物、まがい物が横行するのではないでしょうか。
なんとか応援してあげたいのですが三神峯まで出かけるのは大変だし、どこか中心部の食料品のお店で販売してくれればいいのですが・・・。

Posted by: 巴流 | 2008年11月29日 18:54

シニアカフェももう3年目かな。広がりが出てきたようだね。
タウン誌とのタイアップというのは内容がどういうものかわからないが、印刷メディアとWebの連携は今後とも盛んになっていくことだらう。
今後の展開に注目しているよ。

Posted by: 匿名 | 2008年11月29日 17:23

nana:

プリン食べましたよ。前の記事を見て早速いきました。
素材の味が生きていてフレッシュでとても美味しかったです。
でも、倉庫みたいなところしかなくて、戸を開けても誰もいなかったのでビックリしました。
年配の女性が出てきて、注文を聞いてから選んだプリンをもってきてくれました。
冷蔵施設が奥にあるのだと思いますが、まったくご商売の雰囲気ではないですね。

卵も買ってきました。見事なツヤのある大玉で、スーパーのものとは見ただけでも違います。10個200円は安いです。
生で御飯にかけたり、目玉焼きにしたり、あまり手を加えないで新鮮でコクのある味を楽しみました。
町で買えないのが本当に残念です。

Posted by: nana | 2008年11月29日 13:21

緑子:

花兄園は前にもこのサイトで話題として取り上げられていましたが、今度は本格的な取材ですね。
全国的に評価の高い優れた養鶏会社だったとは驚きました。
それにしては本当に目立たない場所での細々とした販売ルートしかないのが残念です。
なんとか地元仙台の中心部に販売店を設けられないものでしょうか。

Posted by: 緑子 | 2008年11月29日 12:07

GM:

「仙台っこ」っていう雑誌、どこかで見かけたことがあるけど、本屋で売っているんだろうか。
知らない人もいると思うから、雑誌本体の体裁や価格、販売店名などを紹介した方がいいと思う。
雑誌とWebのタイアップというのはなかなかいいアイデアだね。

Posted by: GM | 2008年11月29日 09:55

吾朗:

力作拝見。
雑誌とのタイアップは新機軸だね。ネットで情報を得て雑誌で読むスタイルはこれから流行るかもしれない。

「花兄園」のことは始めて知った。ずいぶん入れ込んで書いているけど、三十年あまりも理想を貫く経営をしてきたということは並大抵のことではない。

このへんでブレイクしてもいい頃だ。
地元仙台でまず販売拠点を作って欲しいと思う。

Posted by: 吾朗 | 2008年11月29日 09:14

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