ご存知ですか!”仙台牛”はいまや日本のトップブランドです

雑誌「仙台っこ」タイアップ仙台再発見シリーズ NO.3 (4.5月号)
仙台牛”がいまや日本を代表する最高品質のブランドになっているのをご存知ですか。
宮城県の畜産農家の方々の長年にわたる研究と努力の成果が光を浴びています。(MAK)

 ■名牛茂重波(しげしげなみ) 
ブランドの総元締め「JA全農みやぎ」はホームページで仙台牛を次のように紹介しています。(要約)
生みの親は名牛“茂重波号”です。昭和49年兵庫県から導入されたこの優れた種雄牛によって県産牛の改良が進み、現在の肉質が確立されました。いまも仙台牛の多くは茂重波号の血統を引く息牛です。
「仙台牛」の認定は県内で肥育された黒毛和種で、枝肉規格の最高ランクA5,B5の格付評価を得たものと定義されています。


宮城県畜産試験場構内に設置されている「茂重波号」の銅像


 ■「松坂牛」より厳しい基準
ネットで検索できるフリー百科事典「ウィキペディア」にもこんな解説が載せられています。
「仙台牛」=肉質等級が最高の“5”に格付けされないと呼称が許されない、全国でも数少ない超高級ブランド牛肉。
これは2002年(平成十四年)以前の「松坂牛」と同じ基準であるが、松坂牛はその後肉質等級の基準が削除された。
等級“5”のみに呼称が許されるのは全国に三銘柄、仙台牛、深谷牛(埼玉)、信州牛(長野)しかない。

 ■年間出荷数は約三千頭
こんなに厳しい基準を満たす仙台牛は一体年に何頭くらい出荷されているのでしょうー。
全農みやぎの資料によると、県産牛の年間出荷数一万二千頭の四分の一、約三千頭が毎年基準をパスして東京、仙台などの食肉市場を通じて全国四百店余の指定小売店、百余店の提供店(レストラン等)に「仙台牛」として送られているとあります。
また、仙台牛推進協議会は「仙台黒毛和牛」の銘柄も所有しており、規格4,3レベルのものはこの第二ブランドで販売されるとも書いています。

 ■まるで “大間のマグロ”
“仙台牛こそ日本一”と折り紙をつけるのは、 牛道の達人として知られ全国版のグルメ誌で「最高の牛肉が味わえる店」と紹介されたビーフロードほそや(青葉区上杉)の細谷時雄オーナーシェフです。
 「品評会用に一、二頭極上ものを育てるのはどこでもできますが、
 年間を通じて供給できるところはほかにありません。
 仙台牛だけなんです。」

肉質を決めるのは血統と飼育―。名牛茂重波の血統を保ち、飼育に工夫を重ねてきた宮城の畜産農家の努力が強いブランドを支えているという細谷さんは、仙台牛の極上ものが市場に出たときは一頭丸ごと買ってしまうことがあるそうです。
お値段はセリ次第で一頭200~500万円とかー。まるで “大間のマグロ”と同じようなお値段ですね。

仙台牛こそ日本一のブランドと折り紙をつける”牛道の達人”「ビーフロードほそや」の細谷時雄社長



細谷さんが一頭買いした極上仙台牛の”鼻紋・血統”付き登録証


 ■A5の規格にさらに+6
かつて食通邱永漢さんが「東北に出色の店あり」と書いて話題になったすていき小次郎(青葉区立町)も創業以来二十五年、仙台牛のステーキ一筋で通してきたお店です。
“いつ食べても美味しい”その評価を守るために、ここでは仙台牛の専門仲買二社と契約して熟成させたA5規格の(+6)以上の上質の肉を常時切らさず用意することに細心の注意を払ってきたといいます。
(+6)は脂質の良さを表す基準で、A5規格の品の中でもさらに一ランク上の高級品ですが、毎年のチャンピョン牛クラスになると最高(+12)まであるのだそうです。


納入されたA5規格(+6)仙台牛の熟成度を調べる「すていき小次郎」仕入主任の斎藤学さん


 ■「横綱ブランド」の支え
聞けば聞くほど奥深い牛肉の世界です。
「横綱ブランド」の地位を支えるのは単に肉質の問題だけではなく、高品質牛の供給力の差なんですね。生産面に弱点を持つ伝統の「松坂牛」が、あえて品質基準を解いてしまった理由もこれで理解できました。
それにしても、長年の努力で日本一を勝ち取った宮城の畜産農家の方々のこの素晴らしい成果は、果たして地元で正しく評価されているのでしょうか。


JA全農みやぎ(畜産部生産販売グループ)
全農みやぎのホームページ

ビーフロードほそや
仙台市青葉区上杉1-16-3 TEL 022-262-3550
(有)ステーキハウスほそや 社長 細谷時雄氏

すていき小次郎
仙台市青葉区立町15-3 TEL 022-265-9449
社長 高野 十氏
すていき小次郎のホームページ

2009年03月27日 11:55 | パーマリンク |TOPページへ   ▲上へ

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コメント (8)

G.M:

「仙台っこ」見ましたよ。
やっぱり我々世代には印刷の方が読みやすいですね。
宮城県が日本一の高品質牛産地になっているなんて、
みんなびっくりしていることでしょう。
身近にあってもなかなか手が出ないのは残念だけど・・・。

Posted by: G.M | 2009年04月06日 18:00

Anonymous:

「すていき小次郎」は有名だけど、上杉の「ビーフロードほそや」ってどこにあるんだろう。
日本一の美味を味わいに行ってみたいけど、一体いくら取られるのかー。
この不景気じゃ所詮高嶺の花だね。

Posted by: 匿名 | 2009年04月02日 16:40

呉山人:

「仙台再発見」はなかなか視点が面白い。
安全養鶏家の話も、仙台伝統野菜も初めて知った。
今回の仙台牛は誰でも看板や幟などを目にしているが、まさか実力日本一のブランドになっているとは思わなかった。
牛肉の等級が何十段階にも分けられているなんていうことも、恐らく専門業者の間でしか通用しない世界なのだろう。
問題は、かつての「松坂牛」のように最高級ブランドとしての
価値観をいかに広く認識させるかだと思う。
次回はどんな食材が出てくるのか楽しみだ。
なるべく手軽に手の届くものがいいね。

Posted by: 呉山人 | 2009年04月02日 10:43

碧:

市内のデパートさんの食肉売り場を見ても仙台牛はあまり目立った扱いをしていないように思いますが、お値段が高いうえに賞味期限などのこともあって販売が難しいのでしょうか。
日常のお食事用ということでなく、贈答用に絞って販売されてはどうかと思います。
あらかじめ予約を取るようにして、A5規格(+6)というような等級証明書を添えるようにすれば、地元名産の贈り物として使っていただけるのではないでしょうか。
同じ仙台牛といってもたくさんのランクあることなど誰も知りませんし、素人目にはそれがどれほど価値の高いものか、見ただけではわかりませんからー。

Posted by: 碧 | 2009年03月31日 16:24

競走馬が血統を重視するのは知っていたけど、肉牛にも血統があるとは初耳。
松坂牛も元は岩手の牛だなんていう噂は、まったくガセネタ
だったんですね。
宮城県の畜産農家の努力もさることながら、地元でそれがさっぱり評価されていないのも悲しい。
あまりに高級、高価すぎてごく一部の人しか関心がないということだろうか。

Posted by: 匿名 | 2009年03月30日 19:11

A.A:

仙台牛が日本一銘柄とは知らなかった。
仙台に最高の牛肉を食べさせる”牛道の達人”がいることも
知らなかった。
さぞかしエクスペンシブな世界なのだろうね。
牛肉もぴんからきりまで、随分等級があるものだと改めて
感心した次第ー。
来月の同期会、楽しみにまっているよ。

Posted by: A.A | 2009年03月29日 20:21

吾朗:

最近「松坂牛」の話を聞かなくなったと思ったら、供給量が少なくなったということかー。
宮城県が畜産県とは考えてもみなかったが、年間三千頭もの高品質牛を生産しているとはたいしたものだね。
県やJA宮城のバックアップ体制がよほどしっかりしているのだろう。
こう不景気になると高価な産品を維持するのは苦労が多いと思うが、頑張って日本一のブランドを守り続けて欲しい。

Posted by: 吾朗 | 2009年03月29日 19:53

栄治:

「仙台牛」はローカルブランドの一つとばかり思っていたら、
現代日本の最高銘柄とはびっくり。
それにしても地元での認識は低いんじゃないかな。
デパートの食肉売り場にもサッパリそれらしい雰囲気がないし、専門店らしきものも市内にないし・・・。
とかく仙台人はPR下手だね。

Posted by: 栄治 | 2009年03月29日 17:48

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